奈良弁護士会副会長に就任しました (弁護士 幸田直樹)
このたび、令和7年4月1日、奈良弁護士会副会長に就任致しました。任期は1年となっています。
弁護士会とは、基本的には県ごとに存在しており、例えば、奈良県内で弁護士として法律事務所を開設するには、奈良弁護士会に登録しなければなりません。
弁護士会の役割は、弁護士が基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命としているところ(弁護士法1条1項)、その弁護士の使命及び職務にかんがみ、その品位を保持し、弁護士及び弁護士法人の事務の改善進歩を図るため、弁護士の指導、連絡及び監督に関する事務を行うことを目的とされております(弁護士法31条)。
そもそも、多くの方は、弁護士会とは具体的に何をしているのか?とお思いではないでしょうか。
弁護士会の役割は様々ですが、主な活動の一つに、各種分野の検討を行っています(弁護士会では、このような活動を委員会活動といいます)。
私は、これまでも委員会の委員として、労働問題や消費者問題、子どもの権利、法教育といった分野や、弁護士会が実施する法律相談の運営、広報にかかわっておりましたが、副会長としてより一層広く、深くかかわらせていただくこととなります。
また、弁護士がいかなる権力にも屈することなく人権擁護と社会的正義を実現するために、自由独立であることから弁護士による完全な自治が認められており、その関係の運営・手続きも行っております。
なお、奈良弁護士会の各種の活動内容については、奈良弁護士会のHPにも記載されていますので、是非ご参照ください https://www.naben.or.jp/home/about_us/
奈良弁護士会の役員は会長1名、副会長3名で構成されており、毎月2~3日、役員の会議や、会の意思決定のための会議や、それ以外にも副会長として担当する委員会の会議に参加しています。
特に、就任前後(年度末から年度初め)にかけては、前年度からの引継事項の確認や、就任に伴っての関係団体へ挨拶に行かせていただいたり、関係団体の総会や会合などにお招きいただいたりするなど、様々な体験をさせて頂いています。
弁護士の使命である基本的人権の擁護と社会正義の実現を果たすために、微力ながら職責を全うする考えです。
奈良弁護士会が奈良市にあり、また各種会議が奈良市内で実施されていることが多いため、私自身、普段以上に事務所にいないことも多くなっております。
このことで皆様には、ご迷惑をお掛けすることもあろうかと思いますが、ご理解ご協力の程お願い申し上げます。